六本木の社畜が代休を駆使して原付で一人旅に出てみた 3日目

1年前のことを思い出しながら書いてみます。

これまでのあらすじ
六本木の社畜が代休を駆使して原付で一人旅に出てみた 1日目(山梨県中巨摩郡昭和町→山梨県南巨摩郡南部町)
六本木の社畜が代休を駆使して原付で一人旅に出てみた 2日目午前
六本木の社畜が代休を駆使して原付で一人旅に出てみた 2日目午後

3日目朝@若松海水浴場

野宿により蚊に刺されながら起きた。
あたりはすでに明るくなっており、昨夜の恐怖の状況から一転、さわやかな朝な気がした。
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これが起きた時の様子。

まずは朝食を調達ということで一釣り。
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ベラが釣れた。しかし見た目が悪すぎて食べる気になれずリリースした。

まず、眼前に広がる海に感動。海のない国出身の私は海だけで感動。
相変わらずフナムシやイワガニが周囲を取り巻いていたので消えてしまった薪に火をつけることにした。

ここで私は前日汚してしまったパンツを洗うことにした。
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乾かすときはもちろん、自分でつけた火にあてた。

だがこれ、のちに悲劇を引き起こす。

そうこうしているうちに、土地の主らしきおじいさんがやってきた。

僕「あ、すみません、勝手に泊まりました」
おじいさん「おお・・・、じゃあ500円ばかしもらおうかな、車だと2000円かかるけど」

ショバ代は結構アバウトだった。

パンツを乾かしているとキャンピングカーで来る一行があった。

「え、山梨から来たの?!原付で?!」
「青春だねぇ」

わりかし年配のおじさんおばさんたちにちやほやされた。おせんべいをもらった。

おせんべいで腹を満たしたので目的地である伊豆を目指すことにした。

出会い岬で出会ない

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4月に彼女に振られた私は新しい恋を探すという目的もこの旅に持っていた。
なので出会い岬というところで出会い待ちをすることにした。

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待つこと20分・・・

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うん、出会えないね・・・

戸田温泉へ パンツの悲劇

昨夜風呂に入っていなかった私は、煙と汗の臭いが混じった体臭がしていた。
給油する際にスマホで近場に温泉街があることを知ったので一路そこを目指した。

戸田温泉(へだおんせん)に入った。しかしこの温泉、シャンプーも石鹸も持参しなければならないらしく、何も持っていなかった私は汗を流すだけしかできなかった。
温泉も日焼けに染みて長々と入ってはいられなかったが、汗を流せただけマシだった。このとき風呂のありがたさを知る。

温泉から上がり、乾かしたパンツを履こうとしたところ

異臭がする

塩臭いような焦げ臭いような。よく見るとパンツはススだらけになっているではないか!
海水で洗い、野営の火であぶられたパンツは、それはそれは香ばしい臭いを放っていた。

泣く泣く履いていたパンツを再度履くことにした。

30代とおぼしきおじさんとも話した。

「昔は戸田千軒、なんて言われてたけど、今じゃ空家ばっかだよ」

少子高齢化による現代社会の闇を感じた風呂上がりだった。

同じ過ちは繰り返さない!宿確保へ

風呂も入って落ち着いたところで、前日の失敗を繰り返さないためにも早い時間から宿確保に動くことにした。

西伊豆の民宿ならどこでもいい、泊めてくれ!

1件目
「今日用がある、(ガチャ」
2件目
「おひとり様はちょっと・・・(ガチャ」
3件目
「今日は主人がいませんので(ガチャ」
4件目
「あー、、、うーんちょっと一人はねー・・・」

どんだけおひとり様NGなの♡

こちとら好きで一人になったわけではない。彼女に振られたからこそ伊豆まで踊り子を探しに来たのである!その伊豆でこれほどまでに一人を責められると、本当に死にたくなった。

5件目は慎重に状況を説明することにした

「すみません、今原付バイクで旅をしておりまして、急で申し訳ないのですが今晩一人泊めさせていただけないでしょうか・・・宿を探しているのですがもう何件も断られてしまいまして・・・」
「ちょっとまってね」

・・・。また、断られるのだろうか・・・。

「今日ご飯は出せないけど、素泊まりでいいのならいいわよー」

マージっすか?!!!!

「ありがとうございます!ありがとうございます!!」

こんなに心をこめたありがとうここ数年でほとんどないんじゃないかというくらい感謝した。

かおり荘さん、ありがとうございます!!

民宿かおり荘

ついにとれた宿、かおり荘さん。近くまで来たら連絡してくれとのことだった。

近くに着いたときに電話するとおねえさんがやってきた。

「原付だからすぐわかった」とのこと。原付で旅する人口も少ないだろう。

民宿にあがらせていただくと、

「ご飯ないっていったけど、おばあちゃんが余り物で作ってくれるって」

泊めさせてもらえただけでも感謝なのにご飯まで準備してくれるらしい。

その余り物で作った夕飯がこちら
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余り物ぇ・・・

豪華すぐる。さすが伊豆。なにもかも豪華。涙を流して食べました。3日ぶりに健康で文化的な食事をとることができました。

さらにお風呂まで用意してくださってるとのことで、お風呂にも入れてもらった。

おばあちゃん「洗濯するものあるなら出して」

なんと洗濯までしてくれる。異臭パンツを含めたものを全部洗濯してもらった。

お風呂からあがるとおじいさんがバイクを指さして

「そのバイク!”#$%&’()=!”#$%&’()=~|」

?!

「!”#$%&’()=~~~|!”#$%&’()=~|」

日本語・・・らしいが訛りが強すぎて聞き取れず

どうも原付を屋根の下まで移動しろということだった。夜雨が降るといけないかららしい。

そこまで気を使われていたのである。もう感謝しかなかった。

その日は移動の疲れもあり、そのあとすぐに就寝しましたとさ。

民宿かおり荘さん、本当にありがとうございました!!
また行きたい!!