六本木の社畜が代休を駆使して原付で一人旅に出てみた 2日目午前

前回の投稿からかなり時間が経ってしまいました。。。

(前回の投稿:六本木の社畜が代休を駆使して原付で一人旅に出てみた 1日目(山梨県中巨摩郡昭和町→山梨県南巨摩郡南部町)))
この一人旅が8月中旬、今は10月。
2日目がいろいろありすぎたのです。それくらいボリューミーなのです。そして画像が多すぎて某Y!社ストレージサービスでは読み込みに恐ろしく時間がかかってしまったり・・・。

なので午前午後に分けて記事を上げることにいたしました・・・。

引き続き書き上げて行こうと思います。
前回第1日目を書き起こすのに丸一週間かかったのですが、第2日目から5日目までもまたボリュームがあるので結構かかりそうな予感がしています。頑張ります。

原付一人旅 2日目 朝

前日、お客が私しかいなかったので大きなお風呂を独り占めしていい気分になった私は、「明日こそアマゴを釣ろう」と決めていました。

突然の宿泊に対応していただいたそば宿・福いちさんの方に、「これからその辺の渓流で釣りを楽しんだあと、伊豆に向かいます」と伝えたところ「え、あの原付で?!」と驚かれました。まあそうなりますよね。この時気づいたのですが、わたし

行きのことしか考えてなかった

伊豆に行ったあと現地で踊り子と出会ってワンチャン(*1)ある!!と息巻いていた私は、「原付を山梨の実家に置くために帰る」ということを完全に忘れていたのです。
しかし、「まあ休みは長いし一日一日を大切にしよう」という結論が私の脳内で出たので、必要になったら考えようということで落ち着きました。

後に大誤算が発生することも知らずに・・・

福いちさんに別れを告げ、渓流釣りへと洒落こんだ。
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ありがとうございました!そば宿・福いちさん!!

*1 ワンチャン 英語でいう”One chance”の意。解釈は人によって異なる。若者言葉のひとつ。

渓流釣りの前に、奥山温泉へ

前回の記事には書いていないのですが、実は福いちさんに泊めてもらうことになる前に奥山温泉に電話をしました。素泊まりできるとWebに書いてあったからです。しかし、悲しいことに定休日だったために電話も通じず、入ることもできず・・・。

朝飯を食べてなかったので奥山温泉で山菜そばを食べて、体力をつけてから渓流釣りを楽しもうと考えたのだ。

「奥山温泉入り口」と書かれた看板のあった場所から20分ほど原付で山路を登る。行けども行けども山道だし、時折コンクリートが途絶えて砂利道になることもあった。ヘビが道端を這っていて轢きそうになったのを避けてよろめいて谷に転落しそうになったりもした。時折目立つ「山ヒル発生中、注意」という注意書きもあり、「果たしてこんなところに本当に温泉があるのか・・・」という不安に襲われた頃に

「ようこそ 奥山温泉へ」

という看板を見つける。そこから少し原付を走らせると、これまでの道中からは考えられない立派な建物があり、それが奥山温泉だった。
その名の通り、山の奥に存在した。
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到着するなり、すぐに山菜そばを頼んだ。食券制。確か500円くらいだったと思う。
食券を渡すと、「どちらにおとどけすればいいですか?」と聞かれたので、なんとも答えられずまごまごしていると、
「では、出来上がるころにお探しして、いらっしゃるところにお届けします」
と言われた。

施設に縁側があったのでそこの喫煙所に座って一服。濃い目の山の木々の匂いと煙草の煙の匂いがマッチして気持ちよくなっていました。

そこへスタッフさんが山菜そばを持ってきてくださいました。

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これが旨い。縁側、大自然に囲まれながら食しました。

聞こえるのは、

そばをすする音と
川の水の音と
セミの鳴き声と
風で揺れる木々の音

最高でした。

人生史上最も極上の山菜そばを頂きました。
何か修行をしに来ているような気分になりました。これはもはや一人旅でしかできない体験です。誰かと話していたらそんな自然にも気づけないのです。

いざ、露天風呂 襲い来る黒い物体との激戦 現地のおじいちゃんとの連携プレー

山菜そばを食した私は、温泉に入ることにした。せっかく遥々山路を登ったのに温泉に入らない手はない、と。

温泉は至って普通の温泉に思われた。熱い湯船、ぬるい湯船、バブル湯船、サウナ、露天風呂。

ほう・・・露天風呂。

ガラガラッ(露天風呂への扉を開ける音)

すがすがしい青空と、森に囲まれた開けた露天風呂であった。

湯船はぬるい。真夏の暑さのためにあえてぬるくしていると思われる。

なぜかハエたたきが5本くらい置いてあった。この時はさほど気にならなかったが、のちに意味を知る。

湯につかり、青空を眺める。セミの鳴き声が聞こえる。ウグイスの「ホーホーホー、ホーホケキョ!!」という鳴き声。そんな空間に身体は手ぬぐい一枚を纏って座る。

なんとも言えない贅沢な夏だ・・・

と思ってベタに空を見上げていると

ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

私の顔面に突如何か巨大な黒い物体が飛来し、激突寸前で目をつぶった。

果たしてそれは・・・

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アブ!それも割りと巨大。山育ちのガチのアブ。
種類によっては人間の血を吸い、そんなアブに吸われた場合、症状が酷いとアレルギー反応を起こすらしい。とにかく怖い虫なのである。慌てて湯船に身を沈めた。

その時気がついたのだが、現地民らしきおじいちゃんが二人、ハエたたきを持って湯船に浸かっていることに気づいた。

おじいちゃん1「あ、またきよった」
おじいちゃん2「どこにおるづら」

なにやらアブを撃退しようとしている様子。

おじいちゃん1「おい、そこにおるら、その岩」
おじいちゃん2「あ、おる…」

おじいちゃん2、狙いを定めて、

パシン!!

おじいちゃん2「やった」
おじいちゃん1「いやおらん、にげっちまったら(訳:逃げられてしまったのでしょう)」

おじいちゃん1「・・・」(ハエたたきバシッ

おじいちゃん1が無言になったかと思ったら、見事岩場に止まったアブを撃墜。慣れた手つきで湯船に墜落したアブをハエたたきですくって森へポイっと放る。
おじいちゃん2も次々に襲いかかってくるアブを撃退しようとパシパシ。

私もハエたたきを取り、

「助太刀します(キリッ」

と何かの漫画に出てきたイケメン剣士だか侍風に言ってみて参戦した。

しかしアブ速い。空中で撃墜することはまず不可能。デカイ。本当に顔面に迫ってくる。怖すぎて潜る。首の後ろにも「パシッ」と音を立ててぶつかってくる。こいつらはアレか某兵団(某進撃の巨人)なのか。しかも神出鬼没。大量に飛んでいるというわけではなく常に1,2匹が周囲を飛んでいる。しかし現地のおじいちゃん達が撃墜しても撃墜してもまたどこからともなく、血を求めているのか水を求めているのか、生まれたままの姿の人体めがけて飛んでくるのである。撃墜するとなると、岩場に止まった瞬間を狙うしかなかった。おじいちゃん達も岩場で撃墜し、湯船を叩いてトドメを刺し、撃破するとう戦法を取っていた。

「助太刀します(キリッ」などと言ってハエたたきを取ったものの私は最初全く戦力になっていなかった。アブやハチは私の天敵なのである。5歳の頃、海外で日本にいないようなデカイハチに刺されて意識を失った経験(痛すぎて覚えてないだけかも)もあり、トラウマとの戦いといっても過言ではなかった。過去の自分を克服すべく、岩場に止まったアブに狙いを定めて、

パシッ

おじいちゃん1「あ、逃げたら」

私が戦果を確認するまでもなくおじいちゃん1が失敗に気づいた。さすが現地の方である。素人をさらけ出した私はちょっと恥ずかしくなった。

だが、次第におじいちゃん達と戦うことで、一種の友情が芽生えた気がする。おじいちゃん達が撃ち落としたアブを私が水面を叩いてトドメを刺すという、謎の連携プレーができた。

おじいちゃん2「この様子、珍百景に出してみたらおもしれぇづら」
おじいちゃん1「ハエたたきがある露天風呂もねぇらwww」
わたし「この状況がすでに珍百景ですね(笑)」

などと盛り上がってしまった。
私が出てもおじいちゃんたちはアブをパシパシ落とし続けていた。

いざ、アマゴ釣り!福士川上流で勝負 が、大量の外道

おじいちゃん達とのアブ迎撃戦を楽しんだ私は、奥山温泉のマッサージチェアで「あ”あ”あ”あ”あ”」などとうつつを抜かしていたり、甲子園の実況を見ながらまた蕎麦を食べたりしたので、結局奥山温泉からの出発は11:00くらいになってしまった。

奥山温泉から奥山温泉入口と書かれた看板までの道中、川沿いに降りれる獣道を発見。
柵もロープもないので、原付を停めて降りてみると・・・

まるでもののけ姫の世界。このまま上流に向かえば、傷ついたモロの子とそれを介抱するサンがいるのではないか・・・!と思えるような光景があった。(詳しくはジブリ映画「もののけ姫」を見てください)

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つれづれ漫画日記:もののけ姫 – livedoor Blog(ブログ)より転載)

いざ、勝負!

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硬調3.6m 天竜(1980円で3年前に購入)
山女針 4号
オモリ 適当
玉ウキ
エサ:イクラ、ブドウムシ

ついでに前日に購入した4.5m硬調の延べ竿にも同じセットで勝負させた。

しかし、森の木々が邪魔するため、4.5m竿ではとりまわしがしづらいことが判明。生まれて初めて4.5mもある竿を使ったので慣れていないのもあった。振り出そうと竿を上げると木にひっかかって、勝負にならない。
頑張って降りだしてみたところ、、、

想像以上の反応。ウキが上下に揺れる揺れる。つつきにきている魚影もハッキリと目視できる。
しかし、アワセがかなり難しい。つついてるのは恐らく小魚だろうが、小魚ほどアワセに神経を使う。
4.5mの感覚に慣れていない私は、強い引き込みに一瞬遅れてしまった。

バレた(逃げられた)

釣り針にイクラは残らなかった。この時知ったが、イクラは消費量が高い上に長持ちしない。

再度イクラをつけ、降りだしてみる。すぐに反応がきた。竿にかかる重みに神経を集中させるが、またアワセに遅れてバレる。

その悔しさから急遽3.6mの延べ竿に切り替えて振り出した。

感覚が全く違う。3年前から使っている分針先の変化が手にとるように分かる。道具とは重要だ。
ウキは相変わらず上下に揺れるが、引き込みがないな・・・と思っていると突然キューっという感覚が手先に来た。

そこで「ちょいっ」と合わせた。

小魚釣りの醍醐味はこのアワセに尽きると自分で心酔。

小魚でありながら釣り上げられまいと猛烈な抵抗。若干の強い引きに驚きつつ上げた。

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外道といわれるアブラハヤ。プレステのゲーム「川のぬし釣り」では一番最初に釣るような雑魚である。
しかしこいつも食うと蛋白でいて旨い。塩焼きもさることながら揚げると旨いと聞いた。中でも南蛮揚げは旨いらしい。海のない山梨では貴重なタンパク源であったのだろう。

では先ほどからつついてきていたのはアブラハヤだったのだろうか

という興味が湧いてひたすら振り出す。イクラではすぐに無くなるので前日に買ったブドウ虫に切り替えた。これならばアマゴレベルも来ると思ったのだ。

しかし、、、

アブラハヤ
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アブラハヤアブラハヤ
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アブラハヤアブラハヤアブラハヤアブラハヤアブラハヤアブラハヤ
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書いていてゲシュタルト崩壊を起こしたレベルにアブラハヤが来る。棚(ウキから針先までの長さ)を80cmから100cmに切り替えても変わらない。ク◯。

結局、2時間くらい場所を変えずに釣りました。途中ウキの仕掛けが絡んでタナを変えられないようになったので、ウキも目印も無しの超原始的な釣りに変更。竿先の糸の動きに集中して引き込みを察知する「目印なしミャク釣り」に挑戦した。

最初は慣れずにバレたりエサを持って行かれたりと散々であったが、次第にコツを掴み

糸が一瞬、ピーンと張る瞬間を手で感じ取り、ヒョイと合わせる。

これで釣れるようになった。

が、相変わらずハヤ・・・
場所を変え、タナを変え、近くを歩き回ったが目的であるアマゴやヤマメは釣れず・・・

しかし、ミャク釣りを習得したので満足。

その時既に15:00を過ぎてしまっていたので、慌てて荷物をまとめて記念撮影をした。

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いよいよ伊豆に向かうのだ。

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この時はまだ、試練が待っているとも知らずに・・・・・・

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六本木の社畜が代休を駆使して原付で一人旅に出てみた 2日目午後に続く・・・

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