至高の釣り ヘラブナ釣り 入門方法とそのスポットとは

「釣り」とひとくちに言ってもたくさんの「釣り」があります。
シチュエーションや技法においては、エサ釣り、ルアー釣り、海釣り、川釣り、船釣り・・・など。魚の種類を絞ると、有名な「バス釣り」、「鯉釣り」、「ハゼ釣り」、「テナガエビ釣り」、そして特に種類を問わないような「小物釣り」。

『釣りはフナにはじまりフナに終わる』

釣り人が最後の最後にたどり着く領域が、実は「フナ釣り」です。フナなんてそのへんの川や池、湖で簡単に釣れるやないかい!というツッコミがあると思います。確かに、「マブナ」と言われる種類のフナは生息範囲が広く、幼少期の釣りで初めて釣ったのも「フナ」という方も多いかもしれません。

先程述べた、「釣り師が最後にたどり着く領域」をもっと詳しく言うと、

ヘラブナ釣り

です。

これは自分が話をした釣り師達の中でも「最も繊細で、技術と知恵を試されるスポーツ」と言われるくらい至高の釣りです。
そもそも普通の「フナ」と「ヘラブナ」とは何が違うのかを説明します。




フナとヘラブナの違い

まず、普通の「フナ」と呼ばれる魚種から説明します。

よく皆さんが見かける「フナ」と呼ばれる魚種はこちら
https://zukan.com/fish/internal16
(WEB魚図鑑 より)

多摩川で釣れたギンブナ、マブナとも言われるらしい
多摩川で釣れたギンブナ、マブナとも言われるらしい

正式名称:ギンブナ
水質の汚れに強く、繁殖力もあるため、汚れた河川や池、沼、湖などでも生息している。つまり、「わりとどこにでもいる魚」
子供はとにかく釣りをして、魚が釣れたら嬉しいもので、楽しむことが目的であってレア度などはあまり気にしない傾向がある。

では、至高の釣りのターゲットとされる「ヘラブナ」は何なのか。
https://zukan.com/fish/internal709
(WEB魚図鑑 より)

正式名称:ゲンゴロウブナ
もともとは琵琶湖水系の原産で、その後釣りの対象魚として全国各地に放流された。これがスポーツとしての「フナ釣り」の始まりとなった。
普通の「フナ」とはギンブナのことでこれはわりとよく釣れる。ところが同じ「フナ」科でありながら、実は違いがある。

ヘラブナは鱗の数や、背びれの棘などの数がギンブナに比べて2倍ほど多いのが特徴。
見た目の違いとしては大きさや、腹の膨らみ方なども挙げられる。

更に、成長するとギンブナは30センチ程度であるのに対して、「ヘラブナ≒ゲンゴロウブナ」は60センチにも達する個体がいる。

この大きさだからこそ「引き」の強さは楽しめるものだし、ファイティング感があるというものだ。簡単に言うと「でっかい」「つよい」フナである。
そして警戒心が強く、なかなか釣り針に食いついてくれないがために、釣り師が創意工夫をこらして釣り上げるという、なかなか達成感のある釣りの一種となった。




そんな至高の釣り 「ヘラ釣り」に入門できるスポットとは?

実は放流されて全国に広まっているヘラブナだが、都内や東京近郊にもヘラ釣り専門の、要するに養殖池があったりするのはあまり知られていない。そこでヘラ釣りに入門するのが一番の早道かもしれない。

ちなみに、放流されて自然に繁殖してきたヘラブナは「地ベラ」と呼ばれ、大きいのに警戒心が強いので釣り師の心理としては釣り上げたい対象となってくる。
逆に、養殖され、放流されて生きているヘラブナを「新べら」と釣り師は呼ぶ。
(参考: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%83%96%E3%83%8A

いきなり地ベラを狙うのは初心者としてかなりきつい(釣れない、待つだけ、それが1日)という状況になりかねないので、最初に入門する場合は管理された「池」スタートが無難となる。

例えば以下のようなWebサイトでスポットを見つけることも可能である。

hhttp://www.herabuna.cc/tsuriba_higashi/

こう言ったWebサイトで自分の近場の管理釣り場を見つけて、まずはそこを自分の「修行スポット」とすることが、「野釣り」へのスタート。
「野釣り」とは管理されておらず、天然のヘラブナ達が待ち受ける池や湖で釣ることである。

このような管理釣り場では、道具の貸出等も行っており、手ぶらで楽しむこともできる。
釣り場によって料金が変わってくるので読者が検索して場所と料金を考慮して行ってみることをおすすめする。
貸し与えられた道具も、タナ(要するに水面から釣り針までの深さ)を調節したり、天候や気温によって場所を変える、といったことも必要になる。
ここでタナや、気温の感覚を覚えていくと、少しずつ至高の「ヘラ師」に近づいていける。
放流魚とはいえ、やっぱり経験とカンがモノを言う世界なので、自分なりの理論をここで身につけておくといいだろう。

例えば釣れない時、

「なぜあの人は釣れていて、自分は釣れないんだろう」

という疑問からスタートし、釣れている人のタナのとり方、合わせ方(ハリを魚の口にひっかける)、餌の利用方法などを観察し、マネする。

それでもうまく行かなければポイントを変え、餌を変え、仕掛けを変え、アワセを変え、、、などなど自分なりの分析から工夫を凝らしていく。

これが「釣りの醍醐味」




そう、正解はないのだ。ある程度のセオリーはあっても、結局状況によって自分で考えて行動しなければならない。もはや狩猟の領域である。
釣れなくても、「結局何が問題だったのだろう」と、反省して次に繋げることができる。その反省点を活かして二度めのチャレンジをした時に釣れるかもしれないし、もしかしたらまた釣れないかもしれない。
「釣り」とは企業など一般的に言われる「PDCAサイクル」という循環にかなり近い

ヘラ釣りを制す、とは仕事も制す、と言っても過言ではない。(若干の言い過ぎ感はありますが)




実はネットにはない、口コミのスポットが熱い

先程まで述べましたように、釣りの「スポット」って結構現場の釣り師しか知らないのです。
「あそこの桟橋に魚が集まる」
「あの橋の下が食いつく」
「岩礁付近が狙い目」
と言った情報を、現地の釣り師によく聞いたりします。

ヘラブナ釣りに限ったことではないのですが、「釣り」においては「現地の声」がかなり重要な情報となります。

そしてそういった方々はわりと

「定年で仕事やめて、やることがない」

「会社経営してるけど、今日だけ暇」

などと言った年配の方がが多く、特にWebでスポットの発信等はやりません。

そもそも釣り人は、「自分に相性のいい狩場を他人に荒らされたくない、知られたくない」という心理が働きやすいのかな?と自分の経験上思っています。
「釣り」というものはある程度個人の「スポット」というのを持つことがあります。だからこそ釣れる人、釣れない人がいるわけです。

ヘラブナ釣りはまさにそういった個人の情報が大きく出て来る釣りになります。
現地の釣り人から情報を収集し、環境に合った仕掛けと餌で勝負するのがてっとりばやいです。
釣り上げたら、周りの釣り人も賞賛してくれます。

「ヘラ釣り」は釣りの最後にたどり着く、至高の釣りなのだから。




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