Junaio
ドイツのmetaio社が開発したオープンなARブラウザ。「チャンネル」をつくることで誰でもAR技術に触れることができる(そのためにはDeveloper登録が必要)。
参考:@Press 2011年5月11日付け記事 次世代型AR(拡張現実)ブラウザ「junaio(ジュナイオ)2.0」の日本語版が登場

 以前にこのアプリを利用してARで研究室のPRを行ったことがある。ある画像を認識するとWebサイトに飛ばしたり、映像を研究室の先輩達が学園祭で利用しているのを参考に作ったものだ。結構夢が広がるアプリなのでこれを今後の研究につなげようと思い、一応まとめることとする。

<背景・目的>
 セカイカメラによりAR(拡張現実)技術が日本では有名となった。しかし、セカイカメラによるARのブームは一過性のものに終わってしまった。ARを用いたアドバタイジングでの成果が乏しいものであったためだ。スマートフォンの出荷台数は年々増加傾向にあるとはいえ、2012年現在全国で約20%程度の人しか使っていないのが現状(参考:http://www.garbagenews.net/archives/1779786.html)だ。セカイカメラがブームとなったのは2009年であるから、ARを用いたアドバタイジングが失敗に終わったのはスマートフォンがまだそれほどまでに普及していないからである。日本では現在でもARアドバタイジングに成功事例はないと聞く。

 しかし、セカイカメラ自体は可能性を感じさせる面白いアプリであった。セカイカメラに変わるARアプリとして「Junaio」がある。こちらでARチャンネルを作っている日本人はまだ少ないようだ。Googleで検索をかけてもほとんどが英語。日本語で解説されたものはまだ少ないのが現状だ。JunaioでARチャンネルを創ること自体は非常に簡単だ。

<使用事例>
AR楽楽ホテルナビ
有限会社ユージーカンパニーが幹事会社となって運営している沖縄のホテル検索サービスだ。
Junaioの初期画面の「付近」をタップすると出てきたので気になって検索をかけたらこの会社が出てきた。

この会社(というか団体?)は

ARオキナワとは、AR(拡張現実)で楽しいこと・面白いこと・便利なことを追求し

沖縄でのARの周知・発展を目指するグループです。

ARアプリの企画制作も行っています。

とだけ説明されている。このほかにもAR沖縄野球キャンプナビなど、Junaioチャンネルを作っているらしい。有限会社というからどのようにこのチャンネルをマネタイズしているのか非常に気になるところだ。沖縄を拠点にしたギーク集団かなにからしい。ぜひともいつか接触したい。

佐賀新聞 おためしAR広告

佐賀新聞社という佐賀を中心として読まれている地方新聞が主催している。

GWレジャー特集「春楽」では、掲載されている広告からスマートフォンを使って映像を見ることができます。

ということからゴールデンウィーク期間限定のARを用いた広告らしい。マーカータグを利用してCM動画などの広告ページに飛ばすものだ。いまでもそのチャンネル(チャンネル名:sagashimbun)は残っている。

<現状>
 とにかく、日本ではまだ事例が少ないようだ。セカイカメラでアドバタイジングに失敗した人たちが多いからだろうか。他にあるとすればうちの研究室の先輩の事例くらいだろう。今日本語で書かれているまともなJunaioのレファレンスは
タロタローグ ブログさんくらいではないだろうか。このブログを書いてる太郎さんという方はなかなかのギークらしい。実際にこの方のブログを参考にJunaioGLUEチャンネルを作ったことがある。結構簡単にできた。ただ、研究室独自サーバーにインストールするとなるとJunaioもいろいろパッケージを変えているのでうまくいかない(かつてうまく行っていたらしい)。明日からJunaioDeveloperサイトの翻訳でも始めよう。

<参考Web>
@Press iPhone向けARアプリ「junaio」が日本語対応 5月中にAndroid版も
http://www.atpress.ne.jp/view/14843
ARlaunch
http://arlaunch.blog9.fc2.com/
metaio
http://www.metaio.com/
ARokinawa
http://arokinawa.com/
<その他メモ>
http://www.100000dobu.com/iphone/225
http://blog.tarotaro.org/archives/829
http://junaiojp.wordpress.com/